横浜市の小学生の保護者は一度は耳にするキッズの名前。
キッズって何?学童と何が違うの?と悩んでしまいますよね。
この記事ではキッズクラブと学童の違いを、保育園卒の子供が利用する目線で調べてみました。
キッズクラブも学童も利用するためには早めの申し込みが必要なので、前もってチェックしてくださいね!
横浜市の放課後キッズクラブと学童の違いは?
『放課後キッズクラブ』の名前を耳にした事がありますか?
横浜市で小学生の放課後の居場所を確保する事業の名称です。学童とキッズクラブの役割は同じですが、横浜市では
として区別されています。
放課後キッズクラブの定員や利用資格は?
利用資格 | 原則としてその小学校に通う児童 |
対象年齢 | 小学校1年生~6年生 |
定員 | 原則としてなし |
開所日 | 日曜日・祝日・年末年始以外 |
開所時間 | 平日:放課後から午後7時まで 土曜日:午前8時30分から午後7時まで 土曜日を除く学校休業日:午前8時から午後7時まで ※区分により異なる |
利用料金 | 保険料800円以下(事業者により異なる) 利用料0円~5500円 ※区分により異なる |
5〜6年生になると中学受験のために塾に行く児童が増えること、また一人で留守番もできるようになるため、実際は4年生くらいまでの利用児童が大半です。
キッズクラブ側もそのことを認識しており、申込書の一斉配布は小学校4年生までになっています。
日曜祝日以外預け先が見つかって安心、とはなりません。
台風等警報が発令されて休校になる日はキッズクラブも連動してお休みになります。
また、インフルエンザやコロナの流行により区分の低い家庭の受け入れができないなどの調整が行われます。
最新のキッズクラブ情報は:横浜市放課後キッズクラブ
放課後キッズクラブについて
放課後キッズクラブは横浜市から委託された事業者が運営しており、
事業者によって運営方法に若干の違いがあることをご承知おきください。
ここでは長女が利用したとある事業者が運営する放課後キッズクラブを例にご紹介します。
放課後キッズクラブの申し込み方法
【新一年生】
入学説明会の際、申込書が配布されます。
個別に説明はされないので資料をよく確認し、利用家庭が個人で運営する事業者宛に書類を持ち込みます。※郵送不可、必ず対面で渡す制限あり。
後日事業者から指定された日程で利用予定の児童を交えた面談を行います。
【在校生】
1〜3年生は2月の終わり頃に申込書が配布されます。
申込書に記入を行い、個別にキッズクラブへ申込書を持参します。
4〜5年生はキッズクラブを利用する児童は自分でキッズクラブに書類を貰いに行く必要があります。
【全員共通】
利用する区分によって保護者の就労証明書が必要な他、キッズクラブを利用する際加入が必須とされる保険料の振込用紙の控えを提出する必要があります。
放課後キッズクラブの利用区分って何?
利用時間や保護者の就労状況により、3つの区分から必要な区分を選択することが可能です。
区分1[わくわく] | 区分2A[ゆうやけ] | 区分2B[ほしぞら] | |
---|---|---|---|
利用料金 | 無料 | 4~6月及び9~3月: ⽉額2,000円+おやつ代 7・8月: 月額2,500円+おやつ代 | 4~6月及び9~3月: ⽉額5,000円+おやつ代 7・8月: 月額5,500円+おやつ代 |
利用時間 | 平日:放課後から午後4時まで 土曜日:なし | 平日:放課後から午後5時 土曜日:午前8時30分から午後5時 土曜日を除く学校休業日:午前8時から午後5時 | 平日:放課後から午後7時 土曜日:午前8時30分から午後7時 土曜日を除く学校休業日:午前8時から午後7時 |
保育園卒の家庭は就労しているケースが大半だと思います。
その際は区分2Bの利用が可能ですが、保育園の申し込み同様就労証明書の提出が必要になります。
放課後キッズクラブの利用方法
毎月月末に専用サイトで翌月の利用日、下校時刻、お迎えの人(父、母等)を登録します。
利用日当日は事前に渡されているキッズカードにサイトで登録した内容を手書きし捺印。
毎朝登校後各クラスの担任の先生に提出する形になります。
キッズクラブでの過ごし方
平日は授業が終わったクラスの児童から、学校の敷地内にあるキッズクラブの教室へ向かいます。
利用者は主に低学年の児童なので、自由に遊んで過ごすことがメインです。
17時のお迎えを過ぎるとおやつが提供されます。おやつ代は別途100円/回です。
キッズクラブの下校やお迎えについて
季節ごとに一人下校の時間が決まっているので、夏は17時、冬は16時を過ぎたら保護者のお迎えが必要です。
放課後キッズクラブを利用して良かったこと
放課後キッズクラブのメリット1:学校の敷地内で完結する
空いている教室を利用して行われているので、専門の施設に移動することなく過ごせる点が一番のメリットです。
放課後キッズクラブのメリット2:学校とは別の組織だが連携は取られている
働いているスタッフの方は学校とは別の組織の方ですが、学校とは日々連携が取られています。
日中トラブルがあった児童は学校から申し送りがあり、対応を配慮することになっているそうです。
放課後キッズクラブのメリット3:利用料金が安い
区分1だと利用料無料、区分2でも5000円/月と安い料金で利用することができます。
放課後キッズクラブの利用で困ったこと
放課後キッズクラブのデメリット1:『放課後の児童の安全』のみが目的となっている
怪我がなく安全な場所が確保出来る、と言う名目はしっかり守られています。
反面、児童の教育に関連する施設か?と言う疑問があります。
具体的には
等と言った、その場に居るスタッフの方のその日の気分によって決められるルールがある点です。
不織布のマスクについてはコロナが5類になった今でも室内遊びの時は必須とされている事が疑問です。
実際に長女と同じ時期に利用を開始したお友達数名は数ヶ月も続けず学童利用に変更しています。
放課後キッズクラブのデメリット2:第三者機関が監査に入る機会が少ない
上記で記載した通り、職員の方の問題発言や乱暴な行動が目に余る事がありました。行政に相談もしましたが期間で契約をしている為に重大なトラブルがない限り委託先は変わらないとの回答でした。
3年に1度の立ち入り監査では間に合っていない部分が多々あるように感じています。
放課後キッズクラブのデメリット3:宿題や勉強の面倒は見ない
キッズクラブに居る間、自主的に宿題をすることは出来ますが勉強面の面倒は絶対に見てくれません。
放課後キッズクラブのデメリット4:天候による休校時は閉鎖される
学校と連動して運営されているキッズクラブ。台風が来て臨時休校になる日は同様に閉鎖されます。
放課後キッズクラブのデメリット5:長期休暇のお昼ご飯
春休み、夏休み、冬は休み。
お弁当を作ること自体は問題ないのですが、夏休みのお弁当。
傷まないように配慮することがとても大変です。
朝キッズクラブに行き、冷蔵庫に入れるわけでもなく教室に置きっぱなしなので、保冷剤を大量に使用していました。
学童が良いのでは?
学童と放課後キッズクラブの大きな違い
長女の友人は学童利用者の方が多いです。
それでも我が家がキッズクラブを利用する一番の理由は利用料金です。
学童は民間が運営するため、施設によりバラバラですが近隣の学童の相場が3万円/月。
加えて、学童で選択出来る習い事を始めると追加料金で8000円程度✕習い事の種類分で、みなさん5万円位かけて学童を利用しています。
高いだけあって学童は
等、さすが!としか言えない対応です。
放課後キッズクラブのメリット、デメリットまとめ
横浜の放課後キッズクラブは利用のハードルが低く、誰でも利用できるとても良いシステムです。
しかし現状は放課後キッズクラブを運営する団体によって内容はまちまちです。
長女が利用している放課後キッズクラブは評判が悪く、決しておすすめできるものではありません。
放課後キッズクラブは利用料金も安いので、一度お試しで利用してみて合わなければ学童を利用する、と言う順番がおすすめです。
最後までお読みいただきありがとうございました。