今日は資格の話……というよりは、「40代になってからもう一度何かを学び直す」という話をしたいなと思います。
先日、色彩検定3級を受験して、無事合格することができました。
「色彩検定ってどんな資格?」「どのくらい勉強すればいいの?」というのはもちろんなんですが、それ以上に伝えたいのは、
20年近くブランクのある40代が、AI・iPad・過去問を使って色をもう一度学び直した話
なんです。
正直、資格そのものより「学び直せたこと」に一番価値を感じているので、そのあたりのリアルな体験を、包み隠さず書いていきます。
色彩検定3級を受けた理由は「AI時代にも知識は必要と感じたから」
きっかけは、実は画像生成AIでした。
最近AIで画像を作ることが増えたのですが、使用するAIによって癖が出るんですよね。
重い印象が好きだったり、透明感よりくすみを多用したり。
色と配色が与えるイメージを、AIを使う側が知識として持っていないと、意図しない印象の画像ができてしまうのではないか、と考えた結果です。
20年前に色を専門的に学んだ私が、40代で3級からやり直した理由
実はわたし、学生時代に色について専門的に勉強していた時期があります。
ただ、20年近く経っているので、知識は体感で半分くらいは抜けている感覚。
今回は基礎からやり直すつもりで、あえて2級からではなく3級からのスタートにしました。
最初から2級まで受けるつもりだったので、テキストは3級・2級を続けて学べる1冊を選びました。
「本当にブレない基礎を、改めて学び直したい」という気持ちが強かったです。
色彩検定3級の勉強に使った教材と費用
使ったのはこの2つです。
- 「最短合格!色彩検定2級・3級 第2版 カラボ色大学」
- 公式過去問(2023年)
どちらもブックオフで購入して、合計2,155円でした。
テキスト選びでは、2級まで見据えて「1冊で続きまで勉強できること」を重視しました。
色彩検定3級の勉強時間は約20時間
本腰を入れたのは、試験の約1か月前から。
トータルの勉強時間は、だいたい約20時間です。
基本は平日のお昼休みに30分だけ。子育てと仕事の合間の、細切れの時間をかき集めての勉強でした。
※ここは大事なポイントなのですが、この「約20時間」で合格できたのは、20年前に色を専門的に学んでいた知識がベースにあったからです。完全に初めて色を勉強する方が、同じ時間で合格できるという意味ではないので、そこは誤解のないようにお伝えしておきます。
私が実践した「過去問→テキスト→問題」の勉強
一番伝えたいのが、この勉強のやり方です。
正直、テキストを最初から読む勉強法、わたしには合いませんでした。
なので、いきなり過去問から取り掛かりました。
基本のループはこんな感じです。
- 過去問を解く
- 分からないところを確認する
- テキストで該当箇所だけ学習する
- もう一度問題を解く
「テキストを読んでも頭に入らないなら、最初からテキストを読む必要はない」というのが、今回いちばん実感したことです。
分からないところが分かってから、初めてテキストを開く。この順番が、自分にはすごく合っていました。
最初からテキストを読むのをやめた理由
順番にじっくり読み進めるタイプの勉強法だと、正直途中で挫折しそうな予感がしたんですよね。笑
忙しい中で細切れ時間しか取れないからこそ、「今、自分が分かっていないところ」だけをピンポイントで潰していく方が、圧倒的に効率がよかったです。
苦手だったのは「色の慣用句」
何度やっても間違えたのが、色の慣用句でした。ここだけは本当に苦戦しました。
逆に、配色技法は日常生活の中にすでにあるものなので、そこまで苦労しませんでした。
光と視覚の分野は、最後まで正直「ピンとこなかった」ですし、PCCSも最後まで完璧には覚えきれませんでした。
色の心理的効果は、過去問のパターンをこなすことで対応した感じです。
色彩検定3級の勉強にiPadを導入したら環境が激変した
テキスト・ノート・過去問集を紙で広げて勉強を開始しました。
でも、この年齢で「学びなおし」をするにあたり、その「テキスト・ノート・過去問を広げる時間、片づける時間が相当な無駄!」と言うことに気づきました。
iPadを購入し、ここから勉強スタイルが本当に激変しました。「iPad超有益」を布教したくなるレベルです。笑
40代会社員が平日30分の勉強時間を作った方法
仕事も子育てもある中で、まとまった勉強時間なんてそう簡単には取れません。
わたしの場合は、平日のお昼休みの30分だけをコツコツ積み重ねるスタイルでした。
昔、簿記2級を受験したときと比べても、今回のほうがずっと楽でした。理由は、
- 勉強環境そのものが整っていたこと
- iPadやAIというツールがあったこと
- 忙しい生活の中で「守りたいこと」と「あきらめること」の線引きが、自分の中でできるようになっていたこと
だと感じています。20年前の学生時代の自分と、今の学生を比べると、iPadやAIを使いこなせる今の学生のほうが、勉強環境としてはかなり恵まれているなとも思いました。
色彩検定3級の試験当日!若い学生に囲まれて受験
試験会場は、受験票に記載された大学でした。
自宅から車なら20分くらいの距離だったのですが、車での来場は禁止だったので、電車とバスを乗り継いで移動。
会場に着いて心の第一声は、
「若い子たくさん超たのしー!!」
でした。笑
受験者は若い学生さんが多く、近くでは「教授に追加料金を払って色彩検定について教えてもらった」なんて会話も聞こえてきて、なんだか懐かしい気持ちになりました。
試験開始前は特に勉強せず、問題を開いた瞬間に「いける!」と直感。
過去問とほぼ同じでトリッキーな問題はなし
実際の問題は、過去問とほぼそのままという印象でした。ひっかけのようなトリッキーな問題もなく、時間も余りました。
見直しを1回したところで、回答欄を1つ飛ばしていたことに気づいて一瞬焦りましたが、無事に修正できました。
自己採点は約150点、ほぼ合格を確信
自己採点では、軽く見積もって約150点。手応えとしてはほぼ合格を確信していたので、結果発表までは特に不安はありませんでした。
実際の結果は、自己採点よりも上振れ。結果を見たときの気持ちは、正直「やっぱりな」でした(笑)。わたしにとって3級は、最初から「絶対いける」という前提の試験だったんです。
色彩検定3級に合格して何が変わった?
資格より「色を学び直したこと」に価値を感じた
合格して一番よかったのは、実は「資格を取ったこと」そのものではありません。
一番の収穫は、「色をもう一度学び直したこと」でした。
特にトーンについて改めて学び直したことで、「色が人に与える印象」を、もう一度思い出すことができたのが大きかったです。
正直に書くと、今回の勉強で仕事に特別な変化があったわけではありませんし、ネイルの色選びが変わったわけでもありません。
デザインを見る視点そのものが劇的に変わった、というわけでもないんです。
もともと色やデザインに関わる仕事を長く続けてきたので、そこは大きくは変わりませんでした。
このあたりは、期待させすぎないように正直にお伝えしておきたいところです。
色彩検定3級は意味ない?40代で受けた私の本音
「色彩検定って意味あるの?」と思っている方もいると思うので、正直な結論を書きます。
資格だけを見るなら、正直、3級だけでは少し割高かもしれません。
教材費自体は2,155円で済んだんですが、今回のためにiPadも購入しているので、3級単体でその投資を回収できたとは感じていません。
一方で、
- 色を学び直せたこと
- AI画像生成への指示が具体的になったこと
- 昔の知識や、あの頃の感覚を思い出せたこと
- 大人になってから学ぶ楽しさを実感できたこと
- 子どもたちに、学んでいる姿を見せられたこと
を考えると、わたしにとっては十分価値がありました。
「資格のコスパ」と「学びのコスパ」は、分けて考えていいんじゃないかな、というのが今の実感です。
色彩検定3級はこんな人におすすめ
正直、「志茂田景樹先生的な配色になっちゃう」なんて人(自分のことです。笑)には、特におすすめしたいです。
逆に、勉強そのものが苦手な人や、そもそも色に興味がない人には、無理におすすめはしません。
次は色彩検定2級へ!3級との違いは?
3級に合格したことで、「もっと深く色を知りたい」という気持ちが湧いてきて、続けて2級の受験を決めました。
理由は2つあります。
- もう一歩深いところまで、色を知りたくなったこと
- 子どもたちに「上を目指す姿」を見せたいこと
実際に2級の勉強を始めてみると、正直「難しい!」と感じています。笑
3級との違いについては、今のわたしの感覚だと、
「色と人の感情のつながりに興味を持てそうなら2級へ。特に興味がないなら、基本を押さえられる3級で十分」
という位置づけだと思っています。
まとめ:大人になってから新しいことを学ぶのは楽しい
20年前に学んだ色を、40代になってもう一度学び直す。
昔とは違って、今はiPadやAIという心強い道具があります。
仕事も子育てもあって、昔よりずっと忙しい毎日ですが、それでも細切れの時間で新しいことは学べるんだ、というのが今回の一番の発見でした。
学んだことは、資格という証明だけじゃなく、AIへの指示の出し方や、日常のちょっとした見え方にもつながっていきます。
資格を取ることそのものがゴールなのではなく、「大人になっても、新しいことを知るのはとても楽しい」ということを、子どもたちにも背中で伝えていけたらいいなと思っています。
次は2級、頑張ります!


