子育て中のパパさん、ママさん、お疲れ様です。
保育園入園後の「洗礼」と呼ばれる頻繁な風邪や感染症。せっかく保育園に入園したのにお休み
と悩んではいませんか?
わが家では特別な対策をせず、むしろ「ガサツ育児」を実践した結果、子どもたちは目立った保育園の洗礼も受けず過ごしています。
わが家ではパパ・ママが「ガサツ育児」で、「子供が持つ力」を育てることに注力し実践しています。
この記事ではそんなわが家の3人の子供たちが保育園の洗礼を受けずに過ごしたヒントをまとめました。
「保育園の洗礼」はなぜ起こるのか?
まずは、なぜ多くの子どもたちが保育園に入ると頻繁に病気になるのか、その理由を考えてみましょう。
免疫系がまだ発達途上
乳幼児期は免疫系がまだ完全に発達していない時期です。
この時期は免疫力をつけるためのボーナスタイム!小さな菌やウイルスと戦うことで体が丈夫になっているんです。
免疫力を学ぶ★筆者のお勧め
アニメ「はたらく細胞」は、たんこぶやカサブタ、肺炎球菌など
乳幼児を育てる上で一度は悩む場面を面白おかしく学べます!
筆者の息子が年中さんの時にドはまりしました。
\隙間時間にサクッとみられる/
集団での生活
保育園では、多くの子どもたちが狭い空間で長時間過ごします。
おもちゃの共有、給食の時間、お昼寝など、様々な場面で感染リスクが高まります。
感染症に罹患していても発症する前の子供が一人登園していると、同じクラスの子供が全滅!なんてこと、珍しい話ではありません。
仕事復帰で親の負担増→小さなサインを見落としがち
保育園入園はパパ・ママの仕事復帰と重なることが多く、家庭内のストレスレベルも上がります。
普段ならすぐに気が付く、ちょっとした子供の変化や体調を崩す前兆のサインを見落とし
結果長期で保育園をお休みする必要が出てしまったりします。
【体験談】ズボラかーちゃんのガサツ育児スタイル
では、わが家では具体的にどのような育児をしていたのでしょうか?
一般的な「感染症対策」とは少し異なる、「ガサツ育児」のリアルをお話しします。
ズボラかーちゃんのガサツ育児スタイル①手洗い・消毒を徹底しなかった
外出先から帰宅したときも、食事前も、「手を洗いなさい」と厳しく言うことはありませんでした。
もちろん、目に見えて汚れている場合は洗いましたが、消毒液を常備したり、外出時に必ず手指消毒をしたりするようなことはしていません。
「手のひらには(常在)菌の神様が住んでるんだぞ~」と言う謎のモットーがあり、基本、殺菌成分の入った薬用の石鹸は使いません。
アルコール消毒もお店に設置されているものを使う程度で、家庭内では特に使用していませんでした。
息子はハンドソープを香水替わりに使用する習慣があるので、ドン・キホーテのハンドソープを鬼リピしています。
ズボラかーちゃんのガサツ育児スタイル②多少の汚れは気にしない
子どもが地面に座ったり、少し汚いものを触ったりしても、過剰に反応せず見守ることを心掛けています。
「3秒ルール」(床に落ちた食べ物も3秒以内なら大丈夫)も、わが家では緩やかに適用されていました。
※もちろん、自宅内での3秒ルールですからね!自宅室内→OK、自宅バルコニー→OK、玄関先→ギリOK、駐車場→日によってNG、敷地を1歩でも出たらNG。笑
敷地がドーム内にあるわけではないのですが、気持ちの問題です。笑
公園での砂遊びや泥んこ遊びも、思う存分楽しませていました。
帰宅後お風呂の時間を早めたり、風邪をひきそうであれば着替えさせたりはしますが、遊びの最中は「汚れないように」という制限はほとんど設けていません。
ズボラかーちゃんのガサツ育児スタイル③食事の自由度を高く
食事についても、「手づかみ食べ」を積極的に取り入れ、自分で食べる意欲を大切にしました。
もちろん、食事中に手が汚れるのは当たり前ですが、それも免疫力を鍛える機会だと考えていました。
また、発酵食品や野菜を積極的に取り入れ、腸内環境を整えるよう心がけていました。
今でもヨーグルトや納豆、キムチなども子どもの好みに合わせて準備しています。

事故にならないよう、月齢に合わせた大きさや硬さでの準備はしましたが、特別に離乳食や幼児食、と言った感覚で食事を準備していません。
そのお陰で自分で咀嚼する力がつき、まだまだ嚥下が上手くいかず吐いてしまうことが多い保育園時代も3人とも食事で吐くことはありませんでした。
ズボラかーちゃんのガサツ育児スタイル④子どもの生命力を信じる
信頼している小児科の先生が「今の母親たちはバカだ。子供の生命力をダメにしている。もっと信じろ。ダメな時は直感でわかるから。自分も信じてあげなさい!」と言う宇宙のように壮大なパワーを持つ先生なんです。
鼻水や微熱で過度に心配していたわが家も、子どもの様子を見守る姿勢を大切にするようにしました。
先生の言う通り、「辛いね~、がんばってね!」と言う感覚と、「これ、怪しいな」という違いがなんとなくわかってくるんですよね。
もちろん状況に応じて、「これ、怪しいな」と思った時は迷わず病院を受診していました。
しかし、軽症の場合は自宅でゆっくり休養させることを基本としていました。
小学校に上がる頃まで、喉が痛くて水分が取れないことがあったのでゼリー飲料は常備していました。
ガサツ育児のわが家になぜ「保育園の洗礼」がなかったのか?(考察)
なぜ我が家の子どもは「保育園の洗礼」を受けなかったのでしょうか?その理由について考えてみました。
保育園の洗礼考察①過度な除菌をしなかったから?
近年の研究では、過度な除菌や衛生管理が、アレルギーや自己免疫疾患のリスクを高める可能性が指摘されています。これは「衛生仮説」と呼ばれるもので、適度な細菌との接触が免疫系の発達に必要だという考え方です。
我が家の「ガサツ育児」は、結果的に子どもの免疫系を正しく発達させる環境を整えていたのかもしれません。
保育園の洗礼考察②腸内環境が整っていた可能性
免疫細胞の約70%は腸に存在すると言われています。
発酵食品を積極的に取り入れる食生活は、腸内細菌のバランスを整え、免疫力の向上に貢献したかもしれません。
そしてはやり、筆者が信じている「手のひらの常在菌の神様」が腸内環境を整えてくれていたのではないかと・・・!
保育園の洗礼考察③精神的なストレスの軽減
「風邪をひかないように」と過剰に気を張ることで、親子ともにストレスを感じる家庭も少なくありません。
わが家では「今は免疫力をつけるブースト期間」と考え、リラックスした環境を作れていたことも良かったのかもしれません。
「ガサツ育児」のメリット・デメリット
わが家が実践する「ガサツ育児」には、メリットとデメリットの両方があります。
ガサツ育児のメリット
ガサツ育児のデメリット
「保育園の洗礼」に不安な人へのメッセージ
保育園入園を控え、「保育園の洗礼」に不安を感じているママ・パパへ、いくつかメッセージを送りたいと思います。
必要以上に心配しなくても大丈夫!
子どもは思ったより強いものです。保育園での感染症は避けられない部分もありますが、それを経験することで免疫力がつき、将来的には病気にかかりにくくなるとも言われています。
過度な心配は親子ともにストレスになるので、ある程度は「なるようになる」と構えることも大切です。
バランスを取ることが重要!
「ガサツ育児」が全ての家庭に合うわけではありません。大切なのは、極端に走らず、家庭の状況や子どもの体質に合わせてバランスを取ることです。
基本的な衛生習慣(食事前の手洗いなど)は身につけつつも、過剰な除菌や消毒は避けるというバランスが理想的かもしれませんよね。
万が一のときの対応はしっかりと!
「ガサツ」とは言え、明らかに具合が悪いときは迷わず病院を受診することが大切です。特に以下のような症状があれば、すぐに医療機関を受診しましょう。

長男は1歳半の時、インフルエンザに罹り熱性けいれんを起こしたことがあります。
#7119に連絡し、指示を仰ぎ#7119経由で救急車を呼ぶことができました。
#7119 は救急安心センターとして、24時間365日休みなく対応してくれる窓口です。
自宅でできる処置を聞いたり、救急車が必要か判断に悩んだ際は状況に応じて救急隊につないでくれます。
また、職場や保育園との連携体制を事前に整えておくことも重要です。
病児保育の利用方法や、急な休暇が必要になった場合の対応などを確認しておきましょう!
まとめ:「ガサツ育児」でも意外と大丈夫だった話
わが家の経験から言えることは、「保育園の洗礼」は必ずしも全ての子どもが経験するものではないということです。
過度な除菌や衛生管理にこだわらない「ガサツ育児」でも、子どもたちは案外元気に過ごしています。
むしろ、適度な細菌との接触が免疫系の発達を促し、小学生になる頃は年に数回風邪をひくか、程度の元気な子に育っています。
もちろん、これはわが家の経験に過ぎません。大切なのは、極端に振れることなく、バランスを取りながら子育てを楽しむことではないでしょうか。
「保育園の洗礼」に不安を感じているママ・パパの皆さん、あまり神経質になりすぎず、子どもの生命力を信じてみてください。思ったより「ガサツ」でも、子どもは元気に育つものです。
今しかないこの時期を楽しんで過ごしてくださいね。最後までお読みいただきありがとうございました!