保育園に入園し、完全母乳を継続するか否か悩んでいるママさんがいらっしゃるかと思います。私は9年間365日休みなしで授乳し完母で3人育てました。
完全母乳育児を選択する前に知っておきたい粉ミルクとの違い
母乳が良いとは聞きますが、今は栄養面や手軽さ等『母乳じゃなきゃダメ!』と言う理由はありません。
完全母乳 | 混合 | 粉ミルク | |
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手軽さ | 水分・栄養さえ取れていれば いつでも必要な量が出る | 母乳の手軽さもあれば 哺乳瓶の消毒等の手間もある | 哺乳瓶の消毒 調乳用のお湯の用意等 手間がかかる |
コスト | 母親の栄養さえ整えば0円 | 母乳と粉ミルクの中間 | 粉ミルク代以外に 哺乳瓶、月齢に合った乳首 消毒グッズ等の準備が必要 |
栄養 | 母乳が最高、と言われているが疑問
※下記にコメントあり | 母乳と粉ミルクの良いところ取り | 子供の成長に必要な栄養素が 揃っている |
母の制限 | 授乳期間中に飲めない薬や 飲酒の制限等あり | 投薬期間中は母乳をやめて 粉ミルクだけにする等 調整が可能 | 特になし |
※母乳が最高と言われるが疑問な点
母乳の鉄含有量は育児用ミルクに比べ、およそ1/10 と少ないが、吸収率が 20%であり、
引用元:福岡市立こども病院
育児用ミルクに比べて約 5 倍と効率がよいものです。
上記情報を知った上で我が家は3人とも完全母乳で育てました。
疑問とする理由は2点。
- 3人とも1歳未満の時はずっと貧血と診断されていた
→乳児はおよそ6ヶ月までは母乳のみで必要な鉄量を得ることができるとされていますが、それ以上は離乳食からの鉄補充が必要です。3人とも離乳食が思うように進まなかった為貧血気味に。粉ミルクを使用していたら、離乳食をもっと穏やかに進められたと思います。 - 3人目は母が高齢の為?環境のせい?で母乳の栄養が偏っていた
→3人目は35歳を過ぎて生んだ子供です。母体が高齢化だからか、上に2人居てバタバタで栄養が偏っていた為か、原因はわからず仕舞いですが成長曲線から大きく外れることに。総合病院の小児科から粉ミルクを足すよう指導を受けました。(粉ミルク拒否で結局は完母からの離乳食→幼児食で乗り越えました)
我が家の経験からも、母乳が絶対、と言う事ではない!とお伝えしたいです。
結論:保育園に通いながらの母乳育児継続は可能!
我が家は3人、保育園に通いながら本人が嫌と言うまで授乳ができました。
保育園入園前に不安だったことと、その対処法をご紹介します。
0歳で保育園に入る時、母乳育児に関して不安だったことまとめ
母乳の不安1:保育園入園までに卒乳しないとだめ?
保育園を選ぶ際、園見学に行った先の全ての保育園で確認を行いました。園によって方向性がバラバラで、
がありました。
通う保育園と相談して断乳するか授乳を継続するか決められるといいですね。
母乳の不安2:保育園で粉ミルクを飲まなかったらどうしよう
子供たちが通った保育園は指定の粉ミルクの練習をさせる保育園だったのですが、自宅では一切飲めず。
アレルギーが出ない事だけ確認して保育園生活が始まってしまいました。
しかし、通っているうちに粉ミルクも飲むようになり問題ありませんでした。
子供も『お腹が空いてそれしかなかったら目の前の物を飲む』と言われていましたが本当にその通り。それしかない、とわかったら粉ミルクも問題なく飲むことが出来ましたよ。
母乳の不安3:断乳したいけど、保育園入園と重なると子供の負担になる?
周りのママ友に聞くと、働くママの多くは保育園に入れる事を想定して早いうちに薬で母乳を止めて粉ミルクにシフトしていました。その為地域の助産師さんに相談したのですが、
おっぱいを飲まなくても触っているだけで赤ちゃんは安心している。
おっぱいの儀式でストレスとのバランスを取っているので
出来れば授乳を続けてあげたらどうか?
と、アドバイスをもらいました。
慣れない保育園生活とおっぱい離れを同時期に行うことは、子供の(ほんの少しかもしれませんが)負担になると判断して、安らぎの儀式として授乳を継続しました。
母乳の不安4:授乳を続けると夜間授乳で寝不足!仕事との両立が心配
結論、ビックリする位大変。笑
授乳している間はずーっと寝不足ですが、ママも人間。
上手に手を抜けるようになるんです。
最初は授乳の度に冠絶照明をつけて起きていたのに、添い寝沿い乳、最後はセルフサービスのバイキング形式になります。
体の歪みだけは気をつけて!
母乳の不安5:仕事中おっぱいが張らないか心配。痛くならない?
めちゃめちゃ張ります。痛いです!
私は子供を8時に預けて、お迎えは18時頃だったのですがお昼にはもうゴリゴリ。
搾乳機持参でスカスカになるまで搾乳していました。
・・・が、搾乳機で抜いていたことが失敗でした。
おっぱいは赤ちゃんのペースに合わせて作られるので飲まない時は体に『この時間はおっぱい作らないよ』と教えてあげなければいけないんです。
半月搾乳を我慢すれば、日中はおっぱいが作られず、夜間のみいい感じに出るようになりましたよ。
この半月が辛いのですが、下記対策をして乗り越えました。
子供が0歳~1歳の間は、母乳が作られていることがジワジワと伝わってわかりますよね。
子供の笑顔なんて思い浮かべるとあっと言う間にパンパンになってしまいます。
仕事のことに全集中!
往復の通勤時間は音楽を聴く等して『母親業』から完全撤退する事を心がけていました。
保育園に通いながら母乳育児を続けるコツ
子供と離れていたらおっぱいが作られないんじゃないか心配になりますよね。この記事の最初に書いた通り、おっぱいだけが全てでありません。選択肢がある中で、おっぱいが出続ければラッキー♪位、気軽にお試しください。
時間を作ってとにかくおっぱい!暇さえあればおっぱい!
飲めば飲むだけ出る、要らない時は出さない。これだけです。
- 一緒に居る時に泣いたら『救急ぱい』
- 眠いときは『おやすみぱい』
- お風呂の後は『ドリンクぱい』
なんだかんだで、あげられる時にあげられるだけ授乳することが母乳育児継続のコツです。
欲しがらなくなるまであげる
しつこくおっぱいを勧めると、話せるようになる頃は『今はいらない』とはっきり言われます。
フラレるまでアタックしましょう。
卒乳は儀式ではなく自然に起こるもの
生後 1 時間以内に母乳育児を開始し、6 ヵ月間は完全母乳で育て、2 年以上母乳育児を続けることができれば、衰弱や肥満など子どもを栄養不良から守ることができます。また、母乳育児は赤ちゃんの最初のワクチンの役割を果たし、多くの一般的な病気から赤ちゃんを守ります。
引用元:公益社団法人日本WHO協会
2歳になっても授乳していると、虫歯や歯並びが気になり卒乳を考える事も出てきます。
下のお子さんが出来たタイミングで卒乳する子も多いですよね。
私は妊娠中もお腹が張らない時は授乳を続けられたので、長男は4歳の誕生日前日まで授乳していました。
彼の最後の授乳は『4歳になったらおっぱいやめる!』と自己申告。
4歳過ぎても『ちょっとだけおっぱいしちゃおっかなぁ〜』は、ありましたが彼のペースで卒乳できました。
保育園に通いながら完全母乳育児を継続するコツのまとめ
保育園に通いながら授乳を続けられるか、卒乳するか、悩むママが多いと思います。
私の経験上、授乳は続けられます!体力があったからと、哺乳瓶を洗いたくないと言う怠け者っぷりが出ただけかもしれませんが(><)
母乳だけが全てではないですからね、保育園に通いながら授乳出来たらラッキー♪くらいの気軽な気持ちで是非試してみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。